タイトル通りで気付いたら経営する居酒屋の店舗ごと異世界にいた主人公。店のインフラは全て使用可能な上、インターネットも使えて商品の補充までできる謎の機能がついてたので、とりあえず異世界でも営業しますよ!

というわけで、よくある異世界お仕事ものですが、ちょっとひねってあるのは普通なら主人公本人につくはずのいわゆる転移チートの大半が店の店舗に付いていることですね。この店、店内での暴力行為はNGで店の外に叩き出せるし、外からの攻撃は跳ね返せるし、出禁かけた客は店内に入ることすら出来ないと、結構無敵です。

が、肝心の話の内容は「ありきたり」の域を出ないですね。料理も…色々と描写はしてあるけど、食べた客のリアクション描写が少なくて(主人公は基本料理を出したらすぐ次の料理にかかっていて客の反応を見ていません)、お料理ものとしては物足りない。 彼女以前に異世界転移して来た同郷人がいるせいで異文化交流もしてないし、恋愛も進めたいのかそうじゃないのかよく解らない程度の描写しかないし、戦争に至っては基本主人公とは無関係な所で始まって終わってるし(早期終結のための手口そのものはエグいですが)
設定はそれなりに面白いし語り口も丁寧で悪くないんですが、最終的にどこを目指したいのかよくわからない話になってるのが勿体ない感じでした。