一応貴族令嬢だったが、色々あって今は工場勤務の主人公。ある日、かつて世話になった人の縁者から呼び出され、伯爵家で働くことを打診される。高給優遇に釣られて女執事となった主人公だが、仕える伯爵は変わり者と有名で…

というわけで、架空イギリスが舞台(多分)の物語ですが。
ふぅむ…?この主人公は色々あって性格ヤサぐれてはいますが、別に「悪辣」ではないですね。悪辣というには毒が足りない。執事といっても仕事として突然振られた役割なので、執事としては型破りであるかもしれません。
複雑な家庭の事情で冷え切っていた伯爵家の人間関係が主人公の行動によって少しずつ変化していく…のが軸かもしれないですが、そこらへんはよくある展開で目新しさはないです。伯爵が少しずつ主人公に惹かれていくのもお約束。色々なげやりになってるくせに、欲望には忠実で、酒を報酬にすれば態度が即変わる主人公の造詣は結構良かったですね。
それなりに楽しく読めましたが、ラストがちょっと…こんな半端で終わるの?それとも続くの?という感じで、「これにて終幕」という雰囲気が無かったのが残念でした。
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