肝試しの夜を境に姿を消した弟を捜すため、不思議な事件を解決するという噂を頼りに、ある雑居ビルを訪ねた主人公。そこで出逢った双子の兄弟は、なんと弟の方が幽霊!そして二人はあやかしを治療するお医者さんであるという。彼らの見立てでは、消えた弟もまたあやかしに関係しているということで…

というわけで、双子の兄弟と、兄貴の方に弟子入りした主人公が あやかしを癒す、ほっこり人情もの。いや、あやかしだから妖情もの?
中編二篇の構成のためか話そのものはそれほど複雑な筋立てではないけど、読後感が良くて優しい印象です。
兄の方は生活のための仕事もちゃんとしているわけですが、その名前に関して語った時の台詞 「だが考えてみれば雨でも桜は散る!」  が面白すぎ(笑) ごもっとも!