あり得ないくらい強いのに病的に慎重な勇者と、彼に振り回される女神の異世界救世譚、第2巻。魔王戦です。
正直、敵にぶつかるたびに神界に戻って「まずは修行」という主人公なので、魔王戦まで辿り着くのはまだまだ先だと思ってました。というか魔王戦に辿り着けるのかどうかさえアヤシイとか思ってました、第1巻では。思ってたよりアッサリでしたね…。そして前半は前巻からの流れ通りコミカル展開で気軽に楽しく読めたのですが、後半はぐっとシリアスに。主人公がどうしてここまで慎重な性格になったのか、という理由も明かされます。過去の主人公が別人すぎる。
う~ん…。変に理由付けせずに単純にこんな性格、という方が私としては好みだったんですが…。この理由も悪くはないですが、感動させようという意図が解りやすすぎて、私はちょっとイマイチだったかな。できれば魔王戦も「こんなこともあろうかと備えておいた」とか余裕見せながら戦って欲しかったです。もっと身もフタも無い展開になってくれても良かったくらいですよ? 大体、こんな普通に仲間思いの主人公なんて、この話の主人公じゃない!(←ヒドい言い分)
まぁ、あくまで個人の感想、ということで…


1巻はコチラ