ある日、崖から転落し異世界に渡ってしまった主人公。言葉も何もわからない世界ながら親切な人に保護されてなんとか過ごしていたが、狼に襲われたのをきっかけに実は元の世界と自由に行き来できることを知る。2つの世界を行き来しながらどちらの世界にも生活基盤を作ろうと決意した主人公が算出した老後までに必要な資金は金貨8万枚!雑貨屋をメインに相談業などお金儲けの算段を始める主人公は…?

というわけで、「のうきん」こと「私、能力は平均値でって言ったよね!」の作者による異世界成り上がりもの。「のうきん」が気に入っているので読んでみましたが、期待を裏切らない面白さでした。ちょいと腹黒な主人公がイイ感じです。言語習得や転移能力が地球側でも使えるという事実が羨ましすぎ!

一応「後ろ盾を得られる程度には目立ちつつ、権力者に目をつけられない程度には自重する」というラインで努力している主人公ですが、その場のノリ次第で暴走する所があるので「目立たない」という未来は想像つかないですね(笑) まぁこの主人公の場合、最悪の場合は地球に避難という手が使えるので、真のピンチにはならない気がしないでもないですが。あと本人気付いてないみたいですが、この主人公、多分不老不死に近い勢いで長寿になっちゃってると思うんですが…その辺、今後明らかになるんですかね?


2巻はコチラ

同じ作者の別作品→ 私、能力は平均値でって言ったよね! 
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