成人儀式で従魔を召喚し、生涯の相棒とする世界。冒険者に憧れるいじめられっ子の主人公が召喚したのは最弱モンスターのスライムだった。一度は冒険者の夢を諦めかけた主人公だったが、このスライムは倒したモンスターの魔石を食べることでそのモンスターのスキルを身に付けることができるという特殊な個体だった。相棒のスライムと共に改めて冒険者を目指すことにした主人公だったが…

というわけで、相棒との戦い方を模索して村を出るまでが前半。後半では冒険者試験に挑みます。
最弱と思われたスライムが実は…という展開はそう目新しいわけではないですが、この作品では相棒の従魔がどれだけ優秀なスキルを持っていようが、どんなタイミングでどのスキルを使用するかはテイマー側が指示しないといけない、という縛りがあるので主人公の創意工夫が楽しめるようになっています。スライムがどれだけ優秀だろうと主人公が頑張って作戦考えないと勝てないよ、という所は評価できますね。
前半、後半ともに主人公に絡んでくる悪役がちょっとステレオタイプすぎるのが難ですが、冒険者試験でパーティーを組むことになった女の子なんかは可愛いですね。こっちの子がヒロインになるのかな。前半ではいかにもな幼馴染ヒロインが登場してますが、なんとなく幼馴染の方は最終的にはヒロインにはならない気がする…。


2巻はコチラ

同じ作者の別作品→ ぼっちは回復役に打って出ました
          勇者パーティーで回復役だった僕は、田舎村で治療院を開きます



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