ほのぼのまったり子育てファンタジー、ある意味節目の第10巻。今回も特装版と通常版が発売されましたが、私は小冊子付きの特装版の方をゲットです。ちょっとした裏話が明かされる小冊子は外せませんので!

さて今巻ですが…。この作品としては珍しく、大きく物語が動きました!それも恋愛方向に!!びっくりです!
…といっても主人公ではなく周辺人物オンリーなあたりはさすがコーセルテル、なんですけど(笑)
今までは描かれることがあっても子竜たちの恋愛模様でしたが、今回は竜術士たち。まあねぇ、一応十代設定の主人公はともかく周囲の竜術士たちはみんなイイ年して独身揃いでしたからねえ。こんな話が出ても不思議はなかったわけですが。
というわけで、今回恋愛関係が成立したのはミリュウさんでした。前々から仄かにそういう方面を進めてきたエレさんは少しだけ進展しましたが、ミリュウさんほど劇的ではありません。というか周囲にはバレてるけど当事者には伝わってない状態が継続中。というよりミリュウさんの行動が素早過ぎるというべきですかね(笑)
あと、ナータは安定の心配性なわけですが、サータの意外な成長にびっくり!サータといえば考え無しの暴れん坊で周囲に迷惑をかける役、みたいなイメージがありましたが、今回ナータと二人だけで話す、とある夜の年長組会談では、思いがけず色々と考えて気遣いが出来ている所を見せてくれました。彼も”お兄ちゃん”が板についてきたってことですかね。まぁ話した結果の結論が「だから冒険に行こう」な所は相変わらずですけど(笑)