迎春の和菓子といえば「花びら餅」!この時期だけのお楽しみの「初釜のお菓子」です。
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写真はかなり暗く映っちゃいましたが…(苦笑)

さてこの「花びら餅」、割と有名なお菓子だと思っていたのですが、新年にウチに帰省してきた面々で知っているのが二人だけだった…という衝撃の事実が判明し、「あれ?実はあんまり知られてない?」と思ったので軽くご紹介いたしましょう!(←何様のつもりか)

花びら餅は古くは平安時代まで遡る由緒正しい新年のお菓子。宮中の行事食が原型で、京都で食べられていたお菓子が各地に広まったものです。「初釜」すなわち新年最初の茶事のために作られるお菓子、ということで「初釜の菓子」といえばこの花びら餅を指す、とも言われます。

このお菓子の最大の特徴は「ゴボウが入っている」ということ!何かの比喩ではなく、根菜類のあのゴボウです。

甘く煮たゴボウと白味噌餡を平たい丸餅で包んで半円形に仕上げてあります。お店によってお餅か求肥か、とか仕上がりの形とか多少違ってきてますが、最大のポイントである「ゴボウと白味噌餡」は共通です。

私の好みからいえば正直ちょっと甘すぎると感じるのですが…「この時期しか食べられない」という特別感が気に入っています。
まぁゴボウが入っているという時点で拒否感示す人もいるでしょうし、そこらへんは好みの問題ですが、縁起物と割り切って一度くらいは食べてみてもいいかもしれませんよ?