感情が動けば雨が降る、自他共に認める雨男の主人公。ある日会社帰りに倒れた彼は、なぜか異世界に転移してしまっていた。彼を拾ってくれた村人に自分の「雨男」体質が実は天候魔法と呼ばれる希少な魔法であることを教えられ、制御の訓練を始めた主人公は、育て方が失伝してしまった幻の野菜・総称「アメヤサイ」を育ててみることを提案され…

というわけで、雨男であるがゆえに色々な感情を抑え込んで生きてきた主人公が、異世界に渡って自分の力との付き合い方を身に付け、生きがいを見つける話。
…というか、ほぼ全編農作業です。でも面白い。「すごく笑える」とか「ワクワクする」とかではないですが、じんわり・ほっこりという感じですね。これぞ正しいスローライフ!的な?
狡猾な敵との戦いを通じて仲間との絆を深めたりもしますよ?ただし「敵」はウサギで「仲間」は農業仲間ですが(笑)

この作者のもう一つのシリーズは「間違った使い方」で、こちらは「正しい使い方」なわけですが…まあ天候を操るという能力である時点で一番「正しい」のは農作業ですよね。そこはこの上なく納得です。天候操るといっても基本は「任意に雨を降らせる」という方向に特化しているので、災害を防ぐという方向での活動はあんまりできない…というより災害起こす確率の方が高い能力ですし。

この作品、魔力を含んだ大量の雨で育てる特殊な野菜アメヤサイ以外は異世界感はほぼ無いですが、こういうのも悪くないですね(*^-^*)

2巻はコチラ
同じ作者の別作品→ 治癒魔法の間違った使い方