暴食の魔神グーラの加入でマトモな人が誰もいなくなってしまったパーティの奮戦記になりつつある第7巻。

今回は主にグーラの食費のせいでパーティの財政が厳しくなったおかげで、二つ名持ちの難儀な女傭兵の依頼を受けざるを得ないハメになったわけですが。
メインは盗賊退治(普通の人間)、ラストで病院送りになることもなく、しかも!きちんと報酬を手に入れるという、「食い詰め」シリーズらしからぬまっとうな展開になりました!
グーラの加入で戦闘に余裕ができたというのは大きいかもしれないですね。お約束の魔神戦でも頼りになるし。その上、今回の依頼人が二つ名持ちの凄腕傭兵で戦闘にも参加するときたら、起こる事件に対して明らかに過剰戦力です。いつもほど大きな事件に発展してないし。おかげで正ヒロインのはずのラピスさんがほとんど交渉役しかしていないという…。シェーナも最後にちょこっと暴れられたくらいでずっと出番無かったですし。まあ主人公パーティの内部事情を知らない第三者が行動を共にしている以上仕方ないところではあるんですが。

で、今回の目玉はもしかしたらロレンの大剣の正体なのかもしれないんですが…「今まで剣だと思っていた部分が実は!」というパターンは過去にスレイヤーズで使われてるんですよね…。判明する切っ掛けも酷似しているし、18年ぶりに長編の新刊が出たタイミングとあって余計に「あ~このパターン知ってる」って思っちゃいました。
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