独立開業の資金が貯まったばかりというタイミングで異世界に勇者として召喚されてしまった主人公。だが彼に付与されていたスキルは「栽培」で、「戦えない勇者なんて」と処分されそうになる。国の食糧事情を改善できるから、という国王の鶴の一声で助けられた主人公は、新たな勇者が召喚されるまでのつもりで野菜作りを始めるが、納品に行った時に元の世界に戻る方法がないと知らされ自暴自棄に。ヤケ酒あおって酔った勢いで酒瓶を植えてみたら…翌日、酒瓶の成る木が生えていた!? 実は主人公のスキルは武器だろうがお金だろうが植えたものは何でも栽培して増やせるというチートスキルで…

というわけで、元になる物さえ手に入れられればどんなレア物も自在に増やせる楽々生活もの。
中盤に明かされる事情によれば、この世界における「勇者」は本来「その時点の世界にとって最も有益な力」を備えて現れるものであって、必ずしも「戦う者」のことではなかったそうで。その事実を知る国王は主人公の有用性を正しく理解し重用したかったらしいですね。つまり腐っているのは利権に目が眩んだ貴族だけだった、と。国王、主人公と余人を交えず話す機会を取っていれば主人公の助力を得られて簡単に国を豊かにできていたでしょうに。惜しかったですね。色々誤解した主人公はもう出奔しちゃいました。

主人公の護衛になるのは怪力が過ぎて武器壊しまくりの冒険者。まあ彼女の特性はいくらでも武器を用意できる主人公のもとにあれば輝くので、お互いに出会えて良かったですよね。この子ヒロイン枠かな~とは思うんですが、この子とは色気もなにもない脳筋な関係がいいんですよね、なんとなく。ビジネスライクに付き合ってほしい。
展開される各エピソードそのものはそんなにヒネリは無かったけど、今回は自己紹介編だしラストで召喚主の国を出たから舞台も広がるだろうし、今後に期待ですかね。


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