修学旅行のバス事故で、邪神を名乗る存在にクラスまとめて異世界転移させられた主人公。異世界で使える能力その他は自由に設定させて貰えたけど、そこには地雷スキルが多数混ざっていた。とはいえ首尾よく幼馴染二人と共に転移できた幸運に感謝し、しっかり者のハルカの先導のもと、三人力を合わせて堅実に生きていこうとするが…

というわけで、チート無しで堅実に異世界生活する話。まあ「地雷」とか言っても転移に備えたキャラメイクの時だけで、転生先の世界に問題があるわけではありません。転生させるのが「邪神」で「チートは無いよ」って言われてたのにチートスキルの追加を願った奴が悪いよねってだけですね。自称邪神さんが最初から用意してくれていたスキルは特に落とし穴もない普通に有用なスキルばっかりだったようですし。逆に「ヘルプ機能」を願った主人公と「異世界の常識」を願ったハルカはファインプレーですね。この二つに救われたクラスメイトは多そうです。
異世界転移した後はとっても堅実な話運びで「魔法はあるけど何かと不便」という異世界での生活をただただ頑張っている話ですね。彼らの冒険者活動は実に堅実です。魔法といっても万能とは程遠いし、アイテムボックスや瞬間移動といった最近の異世界のお約束能力やアイテムも一切無いし、ご飯の味も今一つ、ときたら地味に頑張るしかないですが(笑)
主役三人組はハルカのおかげで着実に快適な生活を手に入れつつあるけど、他の人は苦労してそうですね。…と思ってたら、巻末のハルカの友人話において、「スキル強奪(発動条件に地雷付き)」を選んだ危険思想持ちな皆さんは早々に死んだっぽいことが明かされてますね。タチ悪いタイプは淘汰済み…と考えて良いのでしょうか。邪神様、グッジョブです!そしてハルカ友人のうちの一人は確実にハルカの類友…。おとなしそうな顔して腹黒そうな感じがたまりませんね!彼女の指示に従ってれば間違いなく無事に生き残って主人公達と合流できそうな感じです!


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