冒険者パーティで雑用係をしていた主人公。だがそのパーティが勇者パーティに昇格すると「役立たずだから」と追い出されてしまった。以前から懇意にしていた商人に引き抜かれ生産職として新たな人生を歩むことにした主人公だったが、実は主人公は戦闘以外では多彩な才能を持っていて…

というわけで、定番の「無能としてパーティ追放になった主人公が実は有能」系の話。
なんですが、これは…追い出した勇者パーティがというよりも、この国そのものの方針が問題あるとしか言いようがないですね。
この主人公は色々な方面で才能を秘めているけど、それを上手に育てられる人材に出会わなかっただけで不遇になっているパターン。そしてこの国は師弟制度至上主義で、芽が出なかった人間については師匠側の能力不足の可能性は一切考慮されず100%弟子側が悪いと見なされる上、違う師匠に付くことすら許されない…って、ほんと国の制度として問題ありまくりです。
主人公は運良く才能ある人間を見抜ける商人に見出され、さらに素材採取の旅の護衛として他国出身の冒険者に出会ったことで自国以外の価値観を教えられる機会に恵まれたわけですが、こんな欠陥制度がまかり通る上、問題があることに気付くことすらできないって、この国の未来大丈夫?と言いたくなります。主人公、護衛パーティの出身国に生まれてたら普通に腕利きの冒険者になれてたのに!もう彼らの国に拠点移しちゃいなよ!って感じですね。
まあ冒険者続けるとなると折角の生産者としての能力が披露される機会がなくなりそうで、それはそれで勿体ないかもしれませんが。

ちなみに主人公を追い出した勇者達は従魔の「イタズラ」によって散々な目に遭っていますが、まだ「ざまぁ」とまではいってないかな?自分達が切り捨てた存在の真の価値にも全然気付いてないですし。
主人公に懐いたから勇者パーティに従っているフリをしていただけの従魔たち、魔狼の双子はラストで無事に主人公と合流したけどグリフォンがまだ迷走中なので、次巻まで騒動は引きずるみたいですね。




人気ブログランキング参加中!