害虫駆除に人生を捧げていたが病死してしまい、異世界に転生した主人公。大貴族に生まれ魔法の才能にも恵まれて、今度は勝ち組人生…と思ったら、主力産業の綿花が害虫被害に遭い、あっという間に没落してしまった。やはり害虫は許してはおけないと怒れる主人公は、前世同様害虫駆除に邁進しようと決意する。たった一人残ってくれたメイド娘と共に冒険者になった主人公は害虫駆除を専門に請け負い、前世の知識も利用してどんどん成果を上げていく。…大賢者と言われる魔法の才?害虫駆除に使いますが何か?

というわけで、ひたすら害虫駆除に勤しむ話。魔族も魔物も主人公にとっては「害虫」のひとくくりで駆除対象です。

えー、とりあえずタイトルの「賢者」という部分は息してません(笑) 前世も今世も人生の一番の目的は害虫駆除で、それ以外は割とどうでもいいという結構ぶっとんだ性格の主人公です。一応ヒロインのメイド娘だけは別格扱いなので、かろうじて人間らしさを保持している感じでしょうか。

最初はブツ切りの文章…というか一節の連続という感じでなんだコリャと思ったのですが、読み進めるうちに面白くなってきました。「全属性の魔法適性」とか、「ギルドに提供したダニ駆除のノウハウを利用した誰かがダニ駆除に成功したらその都度経験値が入って勝手にレベルアップ」とか、ありがち最強ものに発展する要素は満載なのに、その全てを害虫駆除にしか使わないというブレない主人公がナイスです。
「魔王は自分から向かってきてくれる上、一人倒せば終わるから、魔王より害虫の方が強い」という定義には笑いました。確かに一面の真実ではありますね!


2巻はコチラ



人気ランキング参加中!