ある日突然、勇者パーティーから「役立たず」として追放された主人公。冒険者になって新たなスタートを切ることに決めた主人公は、その試験の最中に行き倒れた少女を助けたが、なんとそれが最強種と言われる猫霊族だった。少女に請われてテイム契約を結んだ主人公は二人でパーティーを組み冒険者として活動を開始。優れた能力を次々に披露する主人公に周囲は圧倒されっぱなしで…

というわけで、よくある追放された主人公が実は最強系の話。勇者と別れた後にテイムするのが定番の最強魔獣フェンリルとかじゃなくて猫霊族だの竜族だのの女の子という所が同系他作品と差別化を図った所でしょうか。まあ「最強種族」という点に違いはないんですが。

主人公側については定番の「テイマーなら普通ですよね?」「普通じゃないよ!!」というやりとりで話が進み、勇者側は主人公の不在で初めて彼のありがたさを知るという展開なんですが…
ちょっと勇者パーティの設定が不自然すぎるかな?
主人公が自分の能力が規格外であることに気付かないのは、生まれ育ったテイマーの郷(魔物に襲われ壊滅)の環境が特殊すぎたせいで、故郷でなら確かに主人公は「普通」だった…ということなので別に良いんです。でも勇者側が「普通のテイマー」の基準を知らないのはおかしいです。だって「テイマーの限界」というのは他の冒険者…ばかりか、冒険者じゃない人まで知ってるような基礎知識みたいじゃないですか?子供の頃から一緒にいたから他のテイマーの基準を知らなかったとかいうなら矛盾はないですが、作中語られたように旅の途中で主人公をスカウトしてパーティ入りさせたというなら、普通のテイマーの限界を知らないのは明らかにおかしいです。主人公の特異な力が発現したのがパーティ追放後ならともかく、主人公は日常的にその異常なテイム能力を使いまくっていたんですから。
追い出され系の基本通りに展開させようと思うあまり、勇者達を無理矢理「分かりやすい愚か者」にしたみたいな感じ…。せめて「最初はビックリしてたけど、主人公が”普通だ”と言い続けるもんだから、いつの間にか”出来て当たり前”と思うようになってしまった」くらいにしておけばまだ説明もついたのに…。

ところでこの作品では勇者というのは単純に強いヤツ、ではなくて成長限界突破という遺伝子を持つ家系のヤツ、で替えがきかないので現在の勇者に死なれては困る…という設定になっているのですが、主人公の故郷って、思い出話を聞く限りその血筋を伝えていたっぽいですよね。もし故郷のテイマー達が表舞台で活躍してたら魔王なんか簡単に倒せそう(笑)
まあ今後は主人公が魔王を倒す流れになっていくんだろうなぁ。


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