スキルを持たないという理由で幼くして町から追放された主人公。追放先の山の中で空きっ腹を抱えた主人公はやむなくスライムを口にし、その美味しさに驚愕する。一般に不味いと言われる魔獣の美味しい処理の仕方を独自の研究で身に付けた主人公は山に籠ったまま美味しい料理を作ることに邁進していたが、偶然食事を振る舞うことになった冒険者達との出会いで少しずつ人とも関わるようになっていき…

というわけで、美味しい料理が作れればそれでいい主人公が人や動物やその他諸々まとめて料理の虜にしていく話。
転生とか余計な要素は一切関係なく、空腹を最大の原動力にして料理を作り上げていく主人公というのが良いですね。追放スタートだったのでざまぁ系になるのかと思ったのですが、全然そんなことなくて、主人公はただ美味しい料理が作れてお腹いっぱい食べられればそれで満足という人種でした。というか追放後10年オーダーで人里と関わってねぇ(笑)
スキルの有無で価値を測らない分、動物や精霊と交流が深まるのはある意味自然ですが、主人公は人との交流を拒否しているわけではないんですよね。6歳までの育ち方を考えると、この安定した精神性は驚異的かも。…ご飯にしか興味が向いてなかっただけかもしれない(笑)

主人公の料理を食べた人のリアクションが総じて「叫ぶだけ」なのがワンパターンでちょっと飽きるなぁという感じだったのですが、終盤の東方麺については挿絵の力と相まって妙に面白いシーンになってました。”感涙”と言うには号泣しすぎの約1名がナイス(笑)

最終的に主人公は超一流料理人として名を馳せることになるようなので、続巻もありそうですね。意表を突く料理に期待します。
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