ゲーム世界に転生した主人公が「世界1位」を目指して色々頑張ってみる話、第2巻。
今回は主人公が新たに獲得した能力・召喚術によって仲間入りした精霊大王アンゴルモアがいい感じ(^^♪
俺様な性格で容赦無さげなのに、主人公のブッ飛んだ思考回路に振り回されたり、なんだかんだで意気投合して良き相棒となっているのが微笑ましいです。
あとは、前回奴隷として仲間入りして今回で奴隷から解放されたダークエルフのユカリさんが有能オブ有能かなって!他のメンバー(含・主人公)が出来ない難しい話や契約関係をサクサク纏めてくれちゃう凄腕さんでした。主人公が彼女を欲しがったのは鍛冶師としての腕が目的だったけど、思わぬ拾い物でしたね。このチーム、もう彼女無しでは活動出来ないんじゃないのってレベルで頼りになります。

ラストのオマケ編、最後の主人公の冷やかさが割と本編とギャップが感じられるんですが、「真摯に弱点に向き合う気概も足掻こうとする努力も見せない人間には無関心」という主人公の一面を示すエピソードだったのかも。なるほど、怒りを感じる方向性が他者とは違うんですね。弱いのは別に良いけど真剣に取り組まないのは許さない、と。こういう側面は今後本編には出てくるのでしょうか?少なくとも仲間には「自分の弱さを言い訳にして上を見ない」というタイプの人間はいないので、仲間内でこの姿を見ることは無さそうかな…。

他国の思惑とか、色々絡んできそうな種が撒かれている今巻ですが、主人公はそのへんおかまいなしで世界1位という目的に向かってまっしぐらです。とりあえずアンゴルモアのキャラが気に入ったので次巻も期待。


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