マッドな祖父の異世界転移実験の被験者にされ、爆発事故に遭ってしまった主人公。瀕死の彼が辿り着いた場所は女神八姉妹が行う勇者召喚儀式の現場だった。とはいえ彼は勇者ではなく、事故でやってきただけ。「違法な漂流者」として処分されてしまうはずだったが、女神の末妹モモが「自分の召喚した勇者だ」と言い張ったことで命拾いする。実はモモは信者ゼロのため魔力も無く、女神として認められるためには見せかけだけでも勇者召喚に成功する必要があったのだ。転移時に損壊してしまった肉体の代わりに半神の肉体を用意してもらった主人公は、モモに「一緒に下界に降りて信者を増やそう」と誘い、共に冒険の旅に出ることに…

というわけで、色々とバカバカしい話。正直、良作駄作の二択なら間違いなく駄作ですが、惑星間を移動する「星渡り」とかは美しいです。

信仰ポイントを貯めないと下界に降りる魔力が足りないという理由があってのこととはいえ、下界に降りるまでに92年もかけたのは異世界転移ものの新記録じゃないでしょうか。手段に夢中になるうちに目的を見失う女神様(笑)
なんとなく全体に漂うバカっぽい雰囲気が「流星の山田君」を思わせるなぁ。こっちの方がもっと下品だけど。

主人公は本当は勇者じゃないから正確には「ニセ勇者」なんだけど、女神の祝福は本物だから名乗る時には「勇者(仮)」 ただし、諸々の事情でついた二つ名は「女装癖」て(笑) しかもこの二つ名が敵側によって付けられたというあたりが何ともやるせないですね!大笑い!この、バカに徹する潔さは悪くないです。
最初に書いた通り駄作方面に振れているので読む人は選びそうだけど、私は今のところ、このノリは嫌いじゃないかな。ただ、商業的には…なんかこう、難しそうな感じが(笑)
いくらでも続けられそうな仕込みのある設定なんですが、さて…続くかなぁ…。





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