無事にヒロインのお宅訪問&ご両親にご挨拶イベントを済ませたと思ったら借金がガッツリ増えたミラクルに不憫な主人公の奮戦記、第10巻。

色々あったから たまには休暇を、という主人公一行がバカンス先の検討をしていた所に乱入してきたのはおなじみ女好きのクラース。例によってパーティの女性陣を怒らせてしまった彼のお詫び温泉旅行に、緩衝材として付いてきて欲しいと求められて…という今回。温泉サービス回かぁ、と思いましたがサービスは口絵だけでしたね。本編では影絵止まりだったので…「口絵はあくまでイメージ映像です」というやつですね(笑) そしてやって来た温泉街では肝心の温泉が汚染されてしまっていて入れない(お約束)。原因調査の依頼を受けて辿り着いたのは古代遺跡!

というわけで、食い詰めシリーズ初の獣人が登場!耳と尻尾だけなんてケチなことは言いませんよ!がっつり獣、それが食い詰めクオリティ。さらにラピスの瞳を取り戻したり因縁の黒騎士が再登場したりと盛り沢山。10巻の大台記念なのか、物語の根幹に迫ってきた感じがします。

そんな今回、最大のポイントはなんといっても邪神誕生の真実が明かされたことですね。邪神は古代王国によって”戦力”として創造された人為的な存在でした!しかも素体は普通の人間ときたもんだ。古代王国人、悪辣ですね!この世界の迷惑案件は大体古代王国のせい、という図式が成立しつつありますね。

今回も黒騎士マグナとは決着が付かなかったわけですが、彼は古代王国と無関係ではなさそうな感じ…。ラピスのお母様の剣の力で一矢は報いたけど、多分また何事も無かったかのように治って登場するんだろうなぁ。
というか、あの剣の能力を使いこなしていたお母様、やっぱり凄いですね。さすがは魔王様です!お母様が主人公だったら諸々一瞬で片付きそう…(笑)


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