社畜サラリーマンだった主人公がある日突然異世界に転移した。転移にあたって勇者・魔王・賢者の選択肢を与えられ、どれも選ばなかったことで隠し条件を満たし規格外の能力を手に入れた主人公は、早速冒険者として気ままな異世界生活をスタートするが…

というわけで、示された選択肢を選ばなかったことで最強能力を手に入れた主人公の異世界生活もの。

これ…この選択肢って、選びたくない人の方が多くないですか?異世界に憧れていたり楽しみたいと思っていたにしても、何も好き好んでややこしい事態が降りかかりそうな職業選びたくないと思うんですよね。最近のラノベに馴染んでいる層なら特に。いや敢えて選びたい層が一定数いるのは理解してますが。賢者とか賢者とか…。

それにしても、転移直後はタイトルに相応しく、手に入れた「スキル創造」能力でモノ作りしてたのに、町に入ったとたん方針変更ですか…。登録するのも職人や商業ギルドじゃなくて冒険者ギルドだし、やってることも討伐メイン。お約束の「主人公が作った道具シリーズが凄すぎて大騒ぎ!」という展開はかすりもしませんでした。タイトルの立場はどこへ…。
町の依頼を受ける「町クエスト」でも料理だの外壁拡張工事だの…町に入る時に「木工職人です」と名乗ったくせに、その設定なんの仕事もしてませんよ?町の人も何か突っ込まないの?

冒険者になってからの展開はお約束に忠実で特に目新しいものはありませんでしたね。魔物のスタンピードとか4000年前の災厄が蘇るとか偶然発見した地下都市で切り札が手に入るとか…まぁ別に悪くはないけど、よくある話です。
「薙ぎ払え!」のシーンについては…「やると思った」と言っておきたい(笑) お約束万歳!



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同じ作者の別作品 → 役立たずと言われたので、わたしの家は独立します!



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