ハッピーエンド寸前まで読み進んでいたライトノベルの悪役令嬢に転生してしまった主人公。破滅はしたくないので、ダイエットして綺麗になって勉強も頑張って、婚約者の王子様に相応しくなろうとする主人公だったが、小説ヒロインがなんだか性格が悪くて…?

というわけで、ラノベの悪役令嬢に転生もの。
小説ヒロインの子が転生者でもないのに性格悪かったというのはちょっと捻っているでしょうか。こういう「ヒロインの性格が元の作品と違っている」というパターンって前世の影響というのが定番ですからね。
主人公は定番通り、記憶が蘇ったのをきっかけに努力して良い方向に変化しましたが、婚約者の方は…言動を見る限り、主人公が元の人格のままで小説ヒロインの性格が本当に良かったとしても、主人公との婚約を解消するつもりは無かった感じですね。「小説世界」という特殊フィルターが無ければ王侯貴族の結婚は利害関係で決まるので妥当な対応ですね。とはいえ主人公の変化は婚約者に好意的に受け入れられてるし、環境や人間関係も主人公にとって良い方向に変化したので無駄な努力ではなかったですよね。影響されやすすぎな学校関係者たちは大人も子供ももっと自分の頭で考えて真実を見る努力しろよと言いたいですが!

というか、実は主人公、元の小説も最後まで読了してないから元々婚約破棄ものではなくてヒロインの悲恋ものだった可能性も……いやタイトルが「王子様からプロポーズされる日」だからさすがにそれは無いか…?




人気ランキング参加中!