ダンジョンが温泉並みのレジャー施設と化している世界で堅実に頑張っているダンジョン経営記、第2巻。
今回は前巻のような華々しいイベントは無いけど(正確にはやれと発破かけられてるけど企画が浮かばない)、オリジナルのガチャを作ってみたり装備の染色を始めてみたりと「ここにしか無い特色」を打ち出すために頑張ってます。1巻冒頭ではいかにもキーモンスター、って感じに思わせぶりだったラキモンはもはや単なるモブに成り下がってますが!マスコットキャラと言うには今回新登場のケットシーの方が可愛いし(私見)、存在感の危機って感じですね(どうでもいい)
とはいえ、あくまでも主題は人同士の関わり。宣伝も紅小谷さんと仲良くなれたおかげで無料で発信して貰えてるし、マナーの良い常連さんも順調に増えているし、主人公は出会い運に恵まれていますね。「お客様を楽しませる」を第一に掲げていたご褒美であるかのように、新たなエリアが出現したりレアメダルがドロップしたりと注目される材料も連続して出てきています。といっても「大成功」とまではいかない所が等身大でいい感じです。

ところで、主人公がクビになった大手ダンジョンは閉鎖危機だそうです。まぁ大手というだけあっていくつもあるダンジョンのうちのいくつかが閉鎖されるというだけだし、どこを閉鎖するかは本社の意向だし、そのうちの一つが主人公の元職場というだけではありますが。元職場は店長が大層なクズでしたからね。働き者だった主人公が簡単に解雇され、人望のあったバイトリーダーもプロダイバーに転向して辞めたとあっては有望な人材から見切りを付けていくでしょうし、どんどん寂れていくのも当然といえば当然の結果でしょうね。主人公も自分のダンジョンで手一杯だし、元職場との関わりはここで終了かな?
というか、もはや主人公の興味は元職場にはカケラも残ってないけどタイトルにあるから触れてみた、という感じでしょうか…。


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