突然異世界に転移してしまった主人公。見渡す限りの大草原に途方に暮れるが、ゲームのようなコマンドタブレットの中の「ハウジングアプリ」を使うことで一瞬で家が建ち、生活必需品も手に入った。訳が解らないながらも、これで何とか生活はできる…と思ったのもつかの間、主人公が陣取った大草原は人間とモンスターの領土争いの戦場の真っ只中だったことが判明してしまう。双方の怪我人を助けたことから大魔術師と勘違いされた主人公は、その勘違いを利用してなんとか戦争を終わらせようと考えて…

というわけで、アプリの力で安全が保障された主人公の引きこもり生活・調停付き な話。なかなか面白かったです。戦争を止めるための一芝居で偉い魔導師様を演出してみたりとか(笑)

敷地内限定での絶対安全が保障される、という特性上、殺伐とした戦乱真っ盛りの外の世界に主人公が出ていくことはありません。結果として見事なまでに引きこもりになってます(笑)
まあ安全が保障される範囲では出歩いてますけども。

言葉が通じるのも危険が無いのも「敷地内のみ」の条件付きなので、異世界定番の「人間の街に行って冒険者になって無双」とかは絶対出来ないやつですね。何といっても場所そのものに依存した限定無敵能力だし。代わりに現地住民の方が主人公に挨拶しにきてますけどね。なんといっても「伝説の大魔導師様」ですから(笑)

人間側の代表者が主人公を信頼する決め手になった「魔術で簡単に墓を作れる力があるのに敢えて自分の手で地道に穴を掘って埋葬してくれた」というのは…実はアプリの制限の都合だっただけで、そんな深い意味があったわけではないのですが…まあ結果オーライですよね(笑) 彼の口から主人公にそれを告げる事は無いだろうから問題なし!あっても主人公のメンタルが多少抉られるだけさ!

この主人公の行動は基本的に「自分の身の安全のため」なんですが、彼の求める平和は双方の種族にとっても良いことのはずなので、これからモンスター側と人間側、うまく共存していける未来が来るといいなと思います。主人公はこれからもボロが出ないようにせいぜい頑張れ!


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