ある日の学校の帰り道、一緒にいたクラスメイトを召喚する魔法陣に巻き込まれて異世界に転移した主人公。勇者ではないため魔法陣から弾きだされ、一人でどこか分からない空間にとばされた主人公は、そこで黒猫の姿をした魔物シフと出会う。シフに「テイマーの素質がある」と言われて使い魔契約を交わし、まずはこの空間からの脱出を図る主人公だったが、「使い魔を強化する後方支援職」のはずだったのに、何故か「使い魔の魔力で主人公を強化する」方が強力だと判明して…

というわけで、動物好きだけど動物には嫌われる主人公が異世界で魔物には超好かれる話。面白かったです。
勇者召喚に巻き込まれ、「本人は一般人だけど従魔は超強力」というパターンは数あれど、これは「従魔は基本的に支援のみで戦うのは主人公」なんですね。テイマーの定義とは何ぞや(笑)

主人公は初っ端から強制的に単独行動となりましたが、「勇者」として召喚されたクラスメイト女子の方も結構イレギュラーでした。この世界における「勇者召喚」というのは国毎に実施されている「自国の国民の中から勇者の素質を持つ者を探して王城に連れて来る」というもので、魔法陣も自国内にしか効力が及ばない物のはずだったらしいです。王様はじめ上層部一同まさかの異世界人誘拐事故に真っ青です。よその世界に迷惑かけたり、ましてや縁もゆかりもない自分の世界を助けろなんて都合のいいことを無茶振りするつもりなんてサラサラ無かったそうですよ?これは理に叶った考え方というか当然のことだし、実際に起きてしまった誘拐事故に対する態度も真摯でした。ラノベ界には珍しく好感度高い国ですね!

そんな事情なのでクラスメイトは特に勇者になる義務は無く、はぐれてしまった主人公を探してもらっていましたが…肝心の主人公は冒険者として着実に生活基盤を調えつつあるばかりか、他国の勇者と行動を共にすると決意表明する始末ですよ。温度差…!
「私、勇者やります」とか宣言しちゃってるけど彼女結構ヤサぐれちゃってる気がするな(笑) 主人公、彼女と再会できた暁にはちゃんとフォローしてあげて下さいね…。





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