異世界の料理がマズかったので改革する話、第2巻。今回は火山遠征のお手伝いがメイン。火山遠征直前に防炎薬の瓶が大量に破損、という事件が発生してしまった騎士団のため、代替として主人公が全力で作った超高性能特製ドリンクでサポートします。

ドリンクを店から火山に送るのは店長の転移魔法で、受け取り側の魔法陣を主人公が担当するために同行するのですが、主人公に対して過保護気味な第三騎士団長の目をごまかすために男装して…というか「鎧を愛していて寝る時も脱ぎません」という設定の変人新米騎士として同行してます(笑)
この妙な設定を考えたのはもちろんマッドな店長ですよ。このノリが好き♪ 
そして主人公の留守中に、日常生活が色々ダメな店長の面倒を見てくれるのは住み込み魔族のマル君です。彼、すっかり保護者ですね!定番の「主人公の」保護者じゃなくて「店長の」保護者なところに彼の世話焼き力を感じます(笑) 多分今回の騒ぎでマル君のお世話スキルは大幅ランクアップしてるよ!やったね!

第三騎士団長の主人公への愛は留まるところを知らずに深くなっていってますが、主人公は「推しアイドル」への愛だけが深くなってますね(笑) 報われないな!騎士本人もイマイチ自覚できてないから仕方ない!
二人でいる時に纏う空気だけはめっちゃ甘いだけに居たたまれなさが募りますね。周りの。

今回は内容が内容なので黒の聖女さまの出番は少しだけ。黒の聖女さま、豪快で好きなのでもう少し登場して欲しかったです。
そして白の聖女がついに本格登場。場面としては少しだけですが、それでも有り余るほどに伝わってくる、このどうしようもなさ!顔だけで万事うまくいっていたので人生舐めきってる系の世間を知らない子供ですね。王子も周囲ももはや「こいつはもうどうしようもない」と見限っているけど、能力だけはあるからあまり蔑ろにもできないというジレンマに陥っている模様。この短期間で、って…ある意味凄い子ですね…。彼女が主人公の存在をようやく認識したことで、今後の展開は少し不穏になってくるのかも?
というか、白の聖女さん、これ闇堕ちフラグ立ってませんかね…?あからさまに怪しいナニカに唆されてる感じがしますよ~?


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