辺境の学院で、魔術の使えない落ちこぼれとして蔑まれていた主人公。だが、ある日彼は「時魔術」の使い手として名を馳せていた自分の前世を思い出し、かつてと同じ魔術を使えるようになる。その力を見出され名門の魔術学院に行けることになったが、時魔術は現在失伝していたため、現代魔術の使えない主人公はやはり劣等生扱いで最低ランクのFクラスに割り振られ…

というわけで、時間操作系の魔術で無双する主人公が愉快なクラスメイト達と共に繰り広げる成り上がり話。結構面白かったです。

前世ではきちんと認識されていたはずの「時間系魔術系統」や、大魔術師として魔王を倒した主人公(前世)の存在が完全に失伝しており、その裏には魔族の陰謀が蠢いているらしい…と、世界設定には不穏な空気がありますが、話そのものは完全にコメディ。劣等生として虐げられ、教室等の設備すらオンボロなFクラスが、学内対抗戦で快進撃するのがメインです。

待遇といい展開といい、どこぞのタコ型超生物を暗殺する某漫画を彷彿とさせますが、Fクラスの連中のノリの良さとか団結力が微笑ましい……というか、一線超えてお前らオカシイだろというレベルに突き抜けてて笑えます。対戦相手の大将たちが揃って気持ちの良い人柄で、戦い済んだら遺恨を残さず良い仲間になるのも清々しいですね。青春って感じですね。
Aクラスの大将なんかは顔良し腕良し性格良しの三拍子なのに、主人公を好きになりすぎてすっかり陰から支える係になっちゃいました。常識人すぎたのが敗因か…。一部腐女子にはそんな姿も尊い(BでLな意味で)と騒がれてますが、彼女たちの妄想には今後も気付かずに過ごせるといいですね…本人達の心の安定のために(笑)

重すぎる妹愛ともやし至上主義が突き抜けてる主人公ですが、関わる人がみんなそれを承知の上で受け入れてるというのが凄いな…みんな心広いですね。…ああ、同等クラスの変人が多いからか!(褒め言葉)


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