婚約者だった王太子に謂れのない罪を着せられ、愛する家族含め信じていた全ての人に裏切られて、凄惨な拷問の末に処刑された主人公。だが、ようやく死ねたと思った次の瞬間、6歳の頃に戻ってしまっていた。前回の人生のように破滅しないよう、成人したらすぐに家を出るべく少しずつ準備を進めていた主人公だったが、関わらないようにしていたはずの王太子の婚約者にまたもや選ばれてしまったため、成人を待たず即座に家を出ることを決意。冒険者の母子を護衛に雇って、とりあえず隣国を目指すが、王国からはしつこく追手がやってきて…

というわけで、処刑後からのやり直しもの。冒頭で語られる主人公の前回の境遇が悲惨すぎます。そりゃトラウマにもなるわ…。

対人恐怖症と人間不信で他人に触れると気分が悪くなる主人公ですが、どうやら善人に対しては体調不良が起こらない模様。信用判定に丁度良い…とか割り切れれば少しは楽になりそうですが、そこまで開き直れないかな。
とりあえず、触れ合っても大丈夫、という貴重な存在である冒険者親子(特に母親)に溺愛されてます。この親子を紹介してくれたギルド職員さん、ファインプレーでしたね。オマケ的に入っている他者視点の話から見ても、彼女が担当してくれたのが主人公にとって最大の幸運だった気がします。この親子が味方についてくれなければ、主人公かなり早いタイミングで王国側に捕捉されちゃってたと思うし。
奔放で最強な母と、成人したばかりだけどしっかり者で怒らせてはいけない系の息子のコンビって良いわ…。
主人公はトラウマもあって完全に人を信頼するというのはまだ難しそうだけど、現状のままでも二人には本当の家族として温かく迎えられているし、少しずつでも心が癒されていくと良いですね。

主人公に付いている「偽聖者の生贄」という称号の謎についてはまだ明かされていませんが、王国が執拗に主人公を追ってくるのはこの称号のせいなのかなぁ。前回の人生の悲劇は間違いなくこれのせいだと思いますが。
鑑定ができる人間はカーナさん親子くらいだという話ですが、王国側も何かの手段でこの称号を知っている…?まぁ今回の人生ではまだ誰も主人公に対して危害を加えてはいないので、主人公が自発的に逃げる理由が思い当たらず、単純に誘拐されたと思って探しているという可能性も無くはないんですが…それにしては王太子の動きが微妙に怪しいんですよね~。





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