最強の賢者として多方面に頼られ不自由な生活を送っていた主人公は、もっと自由に生きたい、と秘術を使って転生することを決意する。次の人生では目立たないように、自分で開発した魔力を抑える「呪刻印」を施し200年後の世界に転生した主人公は、予定通り12歳で前世の記憶を取り戻した。ところが200年後の世界は魔法技術の発展どころか様々な知識が欠落してしまっており基礎すら疎かになっている始末。しかも主人公オリジナルのはずの刻印を全人口の7割が生まれ持つ、というおかしな事態になっていた。主人公が自分に施した「4画の刻印」を持つ者は魔法を使えない低級民と認識されていたが、冒険者として自由に生きたい主人公は舐められない程度には魔法を使いたいため、もっともらしい理由を探していた。そんな折、偶然手に入れた特殊な召喚具により強力なドラゴンと主従関係を結ぶことができたため「自分はテイマーで魔法は魔物が使っている」という体裁をとることを思いつき、テイマーの冒険者として認められたが…

というわけで、目立たず自由に生きるために転生したら変な横槍で魔法が退化していて、やっぱり自分が最強だった話。
よくある設定のよくある話ですが、テンポが良くて結構面白かったです。

愛らしいミニサイズになってもらった相棒のドラゴンとの息の合ったやり取りが可愛い(*^-^*) 主人公のテイマープレイ、なかなか板についてますね。うっかりやりすぎて目立ちそうになった時は「魔物が疲れちゃったから魔法は打ち止め」という理由を付けて戦線離脱する、なんていう小技も使って前世のように頼られ過ぎないようにする工作もバッチリです。

前世で主人公が創った人造人間の部下達は…今回は一人だけ登場しましたが、これ絶対今後増えますよね。わざわざ「十勇士」なんて話を出したくらいだし、十人登場するのは確定??
話がそこまで続けられるのかどうかは知りませんが。

クライマックスは過去に仕留め損ねた魔族との因縁の対決……なんですが、なんの盛り上がりもなくアッサリ終了。もともと前世でも「敵わなくて取り逃がした」とかじゃなく「細切れにしたうちの一部を回収し損ねた(ら、その細片から復活しちゃった)」という方向での「仕留め損ね」なので…。刻印で力を抑えていてすら強力な魔法が使えるうえ、刻印の解除も自在な主人公にとっては苦戦する要素が無いんですよね。そもそも力を抑えてるのも意図的なものですし。転生失敗で力を失ったと勝手に思い込んだ魔族の自滅ですね。
なんか向かう所敵なしの最強主人公になっちゃってますけど、次回以降のクライマックスネタ、ちゃんと仕込めるんだろうか…





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